2013/11/25鑑賞
- 監督:マイケル・マン
- 夜景、海の見える家、白く、蒼い画面、美への執念。
- シネスコと大きな窓ガラスがあり、その窓ガラスを通して視線が欲望として顕現し、果てに暴力へと結実する。
- 『コラテラル』の殺し屋にそっくりなウィリアム・L・ピーターセンは、犯人と同じ光景を見続けることによって鏡に映った像のように対称になる。
最後の対決で、巨大な窓ガラス越しに二人は初めてお互いの姿を目にするが、これは鏡に他ならない。そのあとトム・ヌーナンが真っ先に照明を破壊するのも、視線の侵入を阻むためである。
本作については、本体のブログのほうでマイケル・マンの作家論としてまとめている。 clementiae.hatenablog.com