呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

#1920年代

キートンのセブン・チャンス

2013/9/29鑑賞 監督:バスター・キートン わざわざ椅子を用意したのに座らないのかよ、という場面からキートンだ。 何時何時までに結婚したら遺産が転がり込むという話があって、金目当ての花嫁が殺到するので逃げに逃げまくるキートンなのだが、物語はやが…

サンライズ

2012/10/10鑑賞 監督:F・W・ムルナウ そもそも世評の極めて高い映画ではあるが、私も大傑作だと思った。上映時間は95分。 お話としてはどうってことないほど陳腐なのに、思わず「これには映画のすべてがある」と訳知り顔で言いたくなる。 霧が出た夜、悪女…

恐喝(ゆすり)

2014/1/22鑑賞 監督:アルフレッド・ヒッチコック アニー・オンドラがヒッチコック女優の中でもトップクラスに美しい。 ヒッチコックはサイレント時代から音に溢れているが、トーキー第一作だけあって音に対する目配せが至る所にある。 ピアノ、口笛、鼻歌、…