2013/11/11鑑賞
- 監督:フリッツ・ラング
- いわゆるボニーとクライドもののひとつ。アマンダ・サイフリッドは本作のシルヴィア・シドニーにそっくりだということを発見し、彼女がシネフィル気質の映画監督から愛される理由を知った気がする。
- なんといっても二人が鉄格子越しにキスをする場面の強烈さが印象に残る。ドアを開けた瞬間、鉄格子に走り寄ってくるシルヴィアの顔にカメラがぐーっと寄って、切り返すと「出所なのに嬉しそうじゃないな」と看守にさっき言われたばかりのヘンリー・フォンダが人でも違ったかのように満面の笑みを見せたかと思えば、見てる方が恥ずかしくなるようなキスをする。ここがなぜか心霊映画でも見ているかのように怖い。
- 霧がやたら出てくるかと思えば、俯瞰での黒い雨傘もあった。まあ、とにかく面白い映画でオススメしたい。