2014/12/18鑑賞
- 監督:西谷弘
- 海外ロケの観光映画として作られておきながら、観光映画であることを至る所で皮肉る作品になっている。それは、タイトルになっているアマルフィの扱いを見るだけでもわかる。
- 映画自体はヒッチコック的な映画の最良の部類(ただし、ヒッチコックなので脚本はでたらめというか陰謀論的というか)。
- 観光スポットの映画への取りこみ方については、生っぽい観光ガイド的な撮り方がまず図太い。また、観光ガイド的な説明がなされたのはミネルヴァ警備の施設だけだったような気がするが、まあこれも皮肉っぽい(刑事が遮ることになる)。
- アマルフィの観光ガイド的な説明はまあ犯人がお話の契機として出すだけ。
- 『真夏の方程式』の吉高由里子でやったように、戸田恵梨香をぞんざいに扱いつつも、手袋でケアをしてくれている(まだ若干扱いがいい)。