呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

イーグル・アイ

2013/12/22鑑賞

  • 監督: D・J・カルーソー
  • (今回は製作総指揮だが)スピルバーグの大好きなヒッチコック流巻き込まれ映画。この監督は『ディスタービア』でもヒッチコックをやっていた。
  • 荒唐無稽なマクガフィンを撒き散らして、ミッドポイントで謎を明かし、AIの操り人形を脱したシャイア・ラブーフが陰謀を阻止する。(最終的に自由意志を取り戻すとはいえ)映画は人間に自由意志がない方が面白いという好例。
  • 古典的な話法に現代的な題材を上手に組み込んでいて優等生的な出来上がり。悪く言えば、新しい題材なのに古典的な話法で処理しまっている。
  • 送電塔の場面は『海外特派員』の風車を連想させるし、ラブーフは「間違えられた男」だろうし、クライマックスに演奏を持ってくるところは『知りすぎていた男』だろう。
  • 車の窓ガラスを飛び散らせるためにカーチェイスを撮っている。