2014/2/7鑑賞
- 監督:テオ・アンゲロプロス
- 壁抜けの撮影も一つのショットとして数えると、総ショット数は97だろうか。100前後なのは確かだ。170分の映画でこのカット数の少なさ。
- 大俯瞰を撮る時は、人をシルエット同然にするため黒い服を着せるべし、あるいは長回しを作る基本として、オフスクリーンの音を常に響かせるべし、といったテクニックを学んだ。
- OPクレジットすぐ、村の遠景を捉えた長回しを見ると、アンゲロプロスはモブを撮るために産まれて来たんだなと心から思う。
- また別れの場面、編みかけのマフラーの端を握ったアレクシスが小舟に乗って離れていくにつれ、マフラーがほどけていくのは感動的だ。
- 初見のとき感動して、最初から最後まで出来事をすべて書き出したノートを作ったのに、失われてしまった。