呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

恋のゆくえ ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ~

2014/2/26鑑賞

  • 監督:スティーブ・クローブ
  • ピアニスト兄弟と女性ボーカルの三人組のどさ回り映画で、ピアニスト兄弟をジェフ・ブリッジスボー・ブリッジスの兄弟が、そして女性ボーカリストミシェル・ファイファーが演じている。何よりもミシェル・ファイファーの映画である。クレーンに始まり、クレーンで終わる。
  • ミシェル・ファイファーをオーディションする場面は直接的過ぎてつまらないが、彼女のデビュー舞台の演出がいい。「まずミシェル・ファイファーが遅刻する」→「慌てて服を購入する」→「タグを包丁で切る」→「歌詞のメモが弾け飛ぶ」→「ファイファーがかがんで拾う」→「兄弟が助太刀で歌い始め」→「顔をあげてファイファーが登場」と段取りが豊かで楽しい。
  • 即興のジェフ・ブリッジズとミシェル・ファイファー、計画のボー・ブリッジズ。だからなのか、ボーがいなくなると映画としては見せ場の連続になるし、ファイファーがいなくなると陰鬱になる。
  • 三人は、スプレー缶とか靴とか果物とかを投げる。