2014/1/13鑑賞
- 監督:ジェームズ・ワン
- 初見時には、アメリカンホラーが上手くJホラーの成果を飲み込んだのだと感じた(具体的にはどこが?と訊かれてもわからないが)。
- いずれにせよ、ジェームズ・ワンなしに2010年代のホラー映画は考えられない。
- 音と空間の映画で、OPクレジット後すぐ、ローズ・バーンが階段から降りてきてランプを点けるまでの横移動で建物の構造をさっと提示している。
- 夜ドアを叩く音にパトリック・ウィルソンが対応する場面では、さらに家の反対側を観客に見せている。
- 母方の家でも、ローズがゴミ捨てをし、幽霊を追いかける場面で一気に間取りを明かす。
- 音は建物の構造を立体的に浮かび上がらせ、人を動かす誘因である。心電図の音、赤ちゃんの悲鳴を中継する機械、幽霊の立てる物音が空間の広がりを確保する。
- 狙い過ぎのガスマスク!