2017/3/18鑑賞
- 監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
- 冒頭のシークエンスを始めとして、(照明による)アラン・ドロンの身体に常にくっきりとした輪郭が出ている点が見事だった。
- しかし劇伴と、ズームの活用が古びていて残念だ。
- 金を手渡すのか?という場面で、手元が一切見えない真正面からの顔の切り返しショットが挿入される。かと思いきや、次の鉄橋越しの荒っぽい移動ショットに一転し、もみ合いを映すというのがかっこよかった。
- 拳銃を突きつけられる場面では、銃が視線を可視化する小道具だということを再確認する。
- 編集はふつー。もっと意味不明なショットのある『影の軍隊』の方が好き。