突破口!
2013/7/24鑑賞
- 監督:ドン・シーゲル
- 傑作。冒頭の銀行強盗シーンでいきなり引き込まれる。
- 何やら牧歌的で、太陽の逆光を多用する審美的なショットから始まったかと思えば、看板を映すカメラがクレーン移動して、自動車が入って来るなり銀行強盗シーンが始まり、その鮮やかさにもう大満足するのだ。
- ドン・シーゲルの映画ではよく、ガラスや鏡の反射を使って2つの情報を同時に処理する手法が使われるが、これは上映時間の短縮に一役買っているのと同時に、視覚的にも洒落ていて面白い。
- 主観と俯瞰を使い分けたカースタントも良い。『テレフォン』の時も思ったけど、ドン・シーゲルのカースタントの迫力は、現代の殆どの映画でのカースタントを凌駕しているのではないか。