テレフォン
2013/5/31鑑賞
- 監督:ドン・シーゲル
- 電話で怪しげな詩を聞かされた一般市民が、催眠術にかけられたように軍事施設に攻撃をしかける事件が連続する。調査すると彼らはソ連に留学した経験があった......という冷戦時代らしい内容のアクション、サスペンス映画。
- チャールズ・ブロンソンがエレベーターに乗っている間に、ヒロインであるリー・レミックには「少佐(=ブロンソン)を殺せ」という指示が入ったかと思えば、事件の犯人が目の前に現れてさあどうするという2重のサスペンスが展開され、かと思えばブロンソンが催眠状態になった工作員を見つけてさらに事態は複雑化するというエスカレーションにハラハラするし、このあたりの三者の位置関係の把握(とその後の車でタックル!)も見事だ。
- 最後のガラガラヘビと電話ボックスを使った空間演出と、酩酊するような編集にも興奮させられる。
- メガネを掛けたり外したりするCIA職員のラブロマンスまである。