呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

ベン・アフレック の検索結果:

AIR/エア

…5/19鑑賞 監督:ベン・アフレック 根拠のないことを信じるアメリカ映画で面白かった。そしてワーカーホリックな仕事映画でもある。かなり透明ながら、のめり込んで一気に見れた。 一九八四年、ナイキのバスケットボール部門は青色吐息だった。競合のコンバースやアディダスにはシェアで大きく突き放され、専ら”ジョギング用のシューズ”と認知されている。 CEOのフィル・ナイトに同部門の立て直しを命じられたソニー・ヴァッカロは、マイケル・ジョーダンというまだNBAデビュー前の新人選手にキャリア…

最後の決闘裁判

… 違うだろうか。 もっとも、フェミニズム以上に時代の隔たりを感じる場面が多く、マルグリットは「男性に対して偽証した女性が受ける罰は火炙りである」ということを知っていれば告発しなかった(他の女性同様黙っていた)と口にするし、友人の女性は告発のことを知って離れていく。そして、カルージュのように家名や名誉に拘る人は今どきアメリカではヒルビリーなどと呼ばれて蔑まれているのではないだろうか。 ル・グリの主であるピエールが、金髪姿のベン・アフレックであるということに全く気が付かなかった。

レインディア・ゲーム

…フランケンハイマー ベン・アフレックとシャーリーズ・セロンが出演しているので見た。何気にダニー・トレホがいる。クリスマス映画。 出所したルーディ(ベン・アフレック)は、ムショで一緒だった男の文通相手(シャーリーズ・セロン)がいい女だったので、その男のフリをして恋仲になる。すると、その兄貴が出てきて、とある犯罪計画に巻き込まれるのだった。 危機に陥るたびに、口から出まかせと、うろ覚えでなんとかしていくので活劇を見たという気分になる。ご都合主義万歳。あと、ピントがいいので見れる。…

ザ・タウン

…22 2回目 監督:ベン・アフレック 内容としてはマイケル・マンの名作『ヒート』から警察側の私生活をばっさりと切り、視点を犯罪者側に寄せて内面を掘り下げた上で、ラストの展開を変えたような映画で、概ねこのジャンルの典型的なシナリオをなぞるのだがベン・アフレックの演出力は卓越しており、また俳優の魅力が存分に引き出されている。 武装強盗の過程で、襲撃犯の男と、被害者の女がシチュエーションに似つかわしくないエロチックな触れ合いをもつことをあえて演出している。『夜に生きる』では靴下を口…

犯罪王ディリンジャー

…レンス・ティアニーはベン・アフレックに似ている。かなりの場面でしかめっ面。 低予算なのでオフスクリーンや鏡の経済的な活用が目立つ。史実は微妙に変えているところが多い。ベビーフェイス・ネルソンなど実際のギャングの一味はほとんど登場せず。リトル・ボヘミア・ロッジは出て来るけど銃撃戦は行われない。木彫りの銃を使った脱獄や、アンナ・セージと出かけたバイオグラフ劇場で殺される場面はあったが。 経済的語り口というが、ジョン・ディリンジャ―の一生を70分で簡潔に語るというよりも、ディリンジ…

ザ・コンサルタント

2017/7/15鑑賞 監督:ギャビン・オコナー コミックヒーロー的なアクション映画と、自閉症のプレゼンテーションが混ざったような変な映画。自閉症=天才みたいな描き方はコミックの設定としてはいいけど、啓蒙的な意図があるなら不味いんじゃないだろうか。適応的な人はいるだろうけど、自閉症であることに普通に困っている人も多くいるだろう。 いわゆる「シリアスなギャグ」みたいな場面が何回もあって、真剣そのものな表情をしているベン・アフレックを見ていると笑っていいかどうか悩む。