2016/2/3鑑賞
- 監督:リチャード・フライシャー
- 叔父一家で暮らす盲の少女がある日帰ると、一家が惨殺されているのだが、盲なので気がつかないというアイデアで撮られた映画。
- ちなみに殺人犯はブーツを履いた足だけが映される。足だから表情はない。
- 発見されることのない死体は背景に埋没し、死体の転がる中で送られる日常的動作からは情感が奪われる。そういう倒錯的な世界が現れる時間は楽しかった。家が広くないとできない。死体愛好という感じもある。
- 発見されてからは良くも悪くも普通。ミア・ファローをいじめ抜く映画というところもあり、くどく感じた。
- 落ち葉が舞う中での恋人との乗馬なんかは普通に情感的に撮られていて、リチャード・フライシャーってこういうシーンも撮れるんだと思った。