呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

静かについて来い

2015/8/1鑑賞

  • 監督:リチャード・フライシャー
  • 絞殺魔』の原型。
  • 犯人探しに執着するあまり、刑事は犯人のマネキン人形を作ってしまう。雨の映画だし、女性記者との無言の切り返しがあるし、マネキン人形は不気味だし、なんというか官能的な雰囲気のある映画だ。
  • 最後の工場での犯人との対決では高低差を使ったアクションの連続。
  • 『その女を殺せ』の方が好きだけど捨てがたい。転落死した男の回想で語られる室内アクションは、『その女を殺せ』で見た列車での乱闘を彷彿とさせるもので、どうやら画面手前と奥を利用していることが緩急を作るのに重要らしいとわかる。