2013/11/7鑑賞
- 監督:サム・ライミ
- ロバート・キャンベルの濃い顔が本作を支えている(と言えば多分サム・ライミの多くの映画がその過剰さに見合った顔の俳優に支えられているのかもしれないが)。
- ただ本作の過剰な多視点と妙な構図からは、映画小僧としてのサム・ライミの若さしか感じられず、痛々しくて見るのがちょっときつかった。つまり発想は豊かだが、それを成立させる技術が伴っていないように見えた。例えば『スペル』等と見比べると、スタッフワークの差がどれだけ最終的な映画の出来映えに影響を与えるのかがよくわかる。
- 血まみれになっていく上映器や歪むオルゴール等素敵なところはあるけど、「思い出の品」としての首飾りの使い方には不満がある。