呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

大菩薩峠

2014/6/9鑑賞

  • 監督:三隅研次
  • 繰り返し映画化されているが、これはいわゆる「大映版」。
  • 闇討ちの場面で、市川雷蔵が刀を抜くと身体はシルエットになり、代わりに刀が光る。見たとおりの邪剣。
  • また、霧とセットが物凄いが、セットを見せるための広い構図や三部作らしい長尺の物語にはA級的なかったるさも感じる。
  • 座頭市で採用されていた斬る瞬間の「ピュッ」というSEはなく、そのため少し殺陣が作り物っぽく見える。
  • 室内で刀を振り回し始めて、やがて外に出るという組み立ての殺陣が第二部を含めて繰り返し出てくる。