2021-01-16 ヴィジット #★★★★★ #2010年代 #あ行 #制作国:アメリカ 2016/9/13鑑賞 監督:M・ナイト・シャマラン 要素要素は平凡なんだけど、それぞれ微妙にズレていて異様なバランスになっている。ロジックが見えないし、才能がないと撮れないなと思わされる。 日常、美しさ、キモさ、狂気、恐怖、ベタなメロドラマなどが渾然一体になって油膜のように揺れている。怖いと言えば怖いけど、それ以上に意味が分からないし、かといって笑えるわけでもなく、ただ茫然となる。 岩明均「和田山」が比較的これに近い感覚かもしれない。 傑作である。