2015/11/6鑑賞
- 監督:M・ナイト・シャマラン
- シャマランの撮るハイファンタジーが見たい、と思わせる、見事なまでの演出と絵作り。脂が乗っている。シャマランの最高傑作のひとつだと思う。
- シャマランの特徴として、垂直に伸びる縦の構図、演出が挙げられると思う。シネスコで撮っておきながら左右を捨てることも多いけど、大事なところで左右をロマンチックに使うので見過ごせない。
- あと、殺人という暴力的な場面で、まったく無関係なものに静かにズームしていくカメラが印象的だ。とても上品なズームであり、ズーミングの動きそのものの快感にフォーカスしたような、ズーミングのためのズームなのだこれが。