2017/6/18鑑賞
- 監督:ホン・サンス
- いかにも90年代のアジア映画という画調。
- 前半、特に話の省略がおもしろくて笑える。例えば、「既婚者に見えない」と女たちに言われて浮かれ、制服を脱いで私服になった警察官が、次のカットではその女性たち同士の重苦しい喧嘩に巻き込まれてしまっている。
- しかしテーブルに酒瓶が置かれている確率のなんという高さ! ゆるゆると弛緩した会話は趣味に合って楽しめた。
- とにかく酒を飲んでだらだら喋ってるか、セックスをしているか、セックスをしようとしているか、やることがなくだらだらしているかのいずれかなのだが、セックスが失敗・未完に終わる確率もとても高い。
- ホン・サンスのトレードマークらしい、唐突なズーミングはこの作品にはなかった。