2014/11/7鑑賞
- 監督:アントワーン・フークア
- なんといってもホームセンターで繰り広げられる日用品版『ペイルライダー』が見物。デンゼルが真顔でアイテムを取り出す度に笑えるのだが、ライティングは決め決めだし、有刺鉄線と高枝切りバサミに殺された部下をボスキャラが発見するカットの悪趣味な造形には妙な気分になるし、そのうえ音楽は感傷的に鳴り響いており、結果としてそれらが総合されてうまく言葉にできない感情が沸き上がる。
- 動きが一から十まですべて監督に指定されたかのように動くデンゼルの几帳面さは「本性を出す」と言ったラストでも貫徹され、笑いに貢献しているとはいえ、それはアクションの演出としてどうなのだろうかと思った。
- 橋への愛着はトニー・スコットへの目配せ?