呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

散歩する侵略者

2017/9/9鑑賞

  • 監督:黒沢清
  • つまらない。
  • タイトルが出るまでは最高だった。女子高生の制服を血で汚して、車道のど真ん中を歩かせるだけですごい効果がある。奥行きがつぶれて平面的なのもいいし、音楽も景気がいい。
  • 思うに、宇宙人のとる特異な行動が「概念を奪う」ことしかなく、そこにアクションがない。奪っている概念は違うものの、外形的には同一のことが繰り返されるのでテンポが悪いと感じるのだ。
  • 予算が中途半端なのか、政府の介入も中途半端で、全体的にリアリティの無さやバランスの悪さが目立った。