呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

内藤瑛亮 の検索結果:

ミスミソウ

…/4/8鑑賞 監督:内藤瑛亮 押切蓮介による同名の漫画のかなり忠実な映画化だが、終盤の展開など一部が変更されている。 最初に三人を殺すところまでは最高。ロケーション最高。序盤の省略に次ぐ省略の編集最高。音のずり上げ最高。 場面転換に使われるカットに、かなり高いところまで上昇する移動撮影があった。また玄関で妹と別れる場面では、二度と無事に会えないことを示唆するためにトラックバックが使われている。 中盤から後半はちょっと似たような展開の繰り返しが多くて単調になったように感じられた…

ドロメ 女子編

…1/16鑑賞 監督:内藤瑛亮 全体としては【女子編】のほうが単体の作品としてよくまとまっていて、【女子編】に残った謎が、【男子編】で解かれる内容になっているので、【女子編】→【男子編】という順番で見ていくのがいいと思われる。 まず、全体の感想。前半はとてもよく再現された90年代のJホラーのパスティーシュになっていて、幽霊や化け物を出さずに、雰囲気だけで怖がらせていく趣向だ。廃校寸前の学校で、ジャージを着た男女が合宿をするという舞台仕立てもJホラーっぽい。 撮影は、屋外でも室内…

続きをしよう(『鬼談百景』所収)

2018/7/28鑑賞 監督:内藤瑛亮 墓場で子供が鬼ごっこをしていたら、次々と怪我をしてしまうというストーリー。 怪我をした子が、まるで嫌な飲み会から抜けるかのようにいい笑顔で「じゃ、これで」と去っていくのでコメディのような雰囲気が漂う。そして、怪我するときのSEが過剰。

救済

2016/11/8鑑賞 監督:内藤瑛亮 青山シアターのウェブサイトで有料で見た。 いじめられていて家庭環境も最悪な少女が拳銃を拾う、という話。 物凄く禍々しい自然光と銃撃が見られる。川に投げ込まれたものを服を着たまま取りに行く行動を撮ることで執着を示す演出は、『許された子供たち』で再活用されている。ラストカットもいい。 『先生を流産させる会』のあの子がいじめっ子として友情出演。

ライチ☆光クラブ

2016/11/8鑑賞 監督:内藤瑛亮 原作漫画は既読だが、こんなの映画になるのか?という内容だったので不安だった。そして、不安が的中してしまった感じ。演劇やミュージカルなら映えそうな内容だが。 この人はロケ撮影をした方が絶対にいいと思う。

高速ばぁば

2017/10/29鑑賞 監督:内藤瑛亮 登場人物はアイドルグループで、出てくる怪奇はターボばばあという、一度見かけたら忘れられないインパクトの企画。 こんな題材なのに照明のレベルが、ヨーロッパの芸術映画か何かのように高い。 ばぁばにご飯を食べさせているところを窓越しに盗み見するところ、ヤバいものを見ているという感じがビンビンとした。