2016/1/18鑑賞
- 監督:ジェイク・カスダン
- 最後の方でちょっとネタバレしています。
- 金持ち男に、金目当てだと悟られてフラれた女教師が、新しい男を捕まえるための豊胸手術代9300ドルを稼ぐため邁進するという映画で、とにかく豊胸手術にしか興味のない悪徳教師がキャメロン・ディアス、彼女に狙われる男性教師がジャスティン・ティンバーレイク。
- 基本的に、下ネタと、ダイアローグと、テンポの良さしかない映画だけど、キャメロン・ディアスが本格的に倫理観の欠如したすごいキャラクターなのでそれに牽引されて見れる感じ。
- マジで豊胸手術をして玉の輿を狙うことにしか興味が無くて、社会や倫理をまったく考慮せずに行動する狂人なのだ。また、それを無理なく演じられるキャメロン・ディアスもすごい。
- 例えばまさに『紳士は金髪がお好き』のマリリン・モンローなどが、本作のキャメロン・ディアスの先祖にあたるのではないか。
- 倫理観がないキャラクターは、感情移入することが困難だが、動かすときの自由度が増すので、それだけで(荒唐無稽なものを見たいという私のような観客にとっては)面白くなる。
- キャメロン・ディアスのライバルキャラであるところの、品行方正を気取る女教師(ルーシー・パンチ)もまたクズっぽくて楽しい。