2016/8/1鑑賞
- 監督:ジョン・ウォーターズ
- 堅物の主婦シルビアは、豊胸手術で超巨乳ストリッパーになった娘に悩んでいたが、頭を打ったせいで本人もセックス狂いになってしまう。
- 超巨乳のストリップダンサーが出てくるからそいつが主人公かと思いきや、その母親でセックス嫌いのきついおばさんがセックス中毒に目覚めて実質的な主人公であった。セックス教団VSセックス嫌いの戦い。
- ストーリーは、12の使途を従えるセックスの救世主レイレイなる男がボルティモアの街を洗脳・侵略していく過程なのであるが、相変わらずジョン・ウォーターズの映画はダグラス・サークみたいに牧歌的なクレーンショットと美術・衣装・光などから始まる。セックス嫌いの集会場所がコンビニってのも侘しいよな。
- 性器の形をした木々や茂み、幽体絶頂、汚物崇拝、赤ちゃんプレイの警官、吐き専、スカトロ、食事をぶっかけられて感じる性癖、等々とにかくアイデアだけは出し惜しみしていないので、単調さは否めないものの圧倒される。
- 圧倒すればいいというものではない。