呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

カルロス第3部

2013/11/27鑑賞

  • 監督:オリヴィエ・アサイヤス
  • 人や歴史を語る年代記の最後はいつだって悲しい。
  • 本作のカルロスに華々しい活躍を望むのは叶わない。彼の肉体はぶよぶよと醜く太り、追手から逃げるために家は一定せず、恋人とは喧嘩をし、酒に酔って踊るばかり。
  • ミュンヘン』の殺し屋たちのように客死するかと思えば、テロに参加したメンバーはみな裁判を受けているようで、やはり『ミュンヘン』などよりは爽やかなところがある。