2013/11/24鑑賞
- 監督:オリヴィエ・アサイヤス
- オープニングの不協和音とノイズの嵐に、オリヴィエ・アサイヤスの映画を観ているという実感が得られる。
- OPEC本部占拠・各国石油相人質事件をじっくり描いてくれる第二部は、いささか早足気味だった第一部に比べて楽しめた。
- カルロスの男性性(肉体や女性の征服)は依然誇示され、資本主義と戦う兵士にも関わらずロックバンドやベンチャー企業のカリスマのように描かれる。今回は独立さえ果たすわけだし。メンバーの引き抜きや追放の顛末もそれらを髣髴とさせる。
- ナーダ(ジュリア・フンマー)の狂女ぶりは素晴らしい。あのファッションと乱れた髪。