呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

赤ちゃん教育

2013/9/5鑑賞

  • 監督:ハワード・ホークス
  • 軽い気持ちで見始めたら、いつの間にか最後まで見てしまっている。ホークスはクラシック映画の中でも一番見やすいし、誰でも楽しめると思う。
  • ハントを軸にとことんホークス的な要素が入り乱れる圧巻のコメディ。その過程で男は若さを取り戻すというあたりもホークスらしい。『ジュラシック・パーク』で引用しているが、あらゆるスピルバーグの映画はこれが原点なのかもしれない。
  • 豹から逃げて人間たちが自ら牢屋に入る絵面がとても可笑しい。結局、ハントと誤解・取り違いは起爆剤であって、キャサリン・ヘップバーンがすべり落ちたり、牢屋のドアに跨りすーっと滑空したり、梯子の上で揺れたかと思えばケーリー・グラントに手首を捕まえられて宙吊りになったりというできごとを楽しむことが目的なのは言うまでもない。
  • 動機が愛というのが明るい。