呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

寄生獣

2018/08/07鑑賞

  • 監督:山崎貴
  • よく出来ているし楽しんだ。
  • 母親との感情の繋がりは手のクローズアップに収める。寄生生物には協調性がないから会話中も互いを見ないで別々の方向を向いている。どちらも映画的な美点だ。
  • 水族館にて「一クラス3秒で皆殺しにできる」と豪語する深津絵里のブレードにまず水槽の魚の群れが反応し、遅れて石柱(?)が崩れる。これは『座頭市』という感じでかっこいい。
  • ワンカットが長いのは良し悪しで、うまく仕掛けを作って効果を出しているところもあれば単にダレるところもあり、もう少し短いショットと組み合わせて欲しい。シネスコらしい画面。