呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

華岡青洲の妻

2017/5/1鑑賞

  • 監督:増村保造
  • 見ていると異様な感覚になってくる。姑と嫁が、医者の旦那の麻酔薬人体実験の被験体になろうとする謎バトルが展開される。脳を麻酔に侵された猫が四肢を悶えさせるところもやばい。動物実験パートはワイズマンの『霊長類』を思い出した(単なる動物実験繋がりだが)。
  • 若尾文子高峰秀子が視線を交差させる場面では、若尾が一人だけお辞儀をしない。増村流のエゴイストである。