2013/1/14鑑賞
- 監督:マティス・ヴァン・ヘイニンゲン・ジュニア
- 名作『遊星からの物体X』の前日譚......という設定なんだけど、共通している部分が多過ぎてほとんどリメイクになってしまっている。
- なんというか悪くはないんだけど、美点がほぼオリジナル由来なので、リメイクを作った意義というのがほとんど感じられない。これを見るくらいなら、ピーター・ワッツの短編小説「遊星からの物体Xの回想(原題:The Things)」を読んだ方がいい。
- ちょっとアップが多いような……と思っていても、物体Xが出てきてからは二人っきりになるだけで緊張感が持続する。攻防・逃亡のコース設定も一応してたし。
- やっぱりCGだとテクスチャーが違う。これはこれで見られて良かった。
- そして「ラストは二人きり」をほぼ全ての作品で貫くジョン・カーペンターのリメイクなのに最後残るのは1人なのかとガッカリしていたら、オリジナルの冒頭に繋げる場面で一応2人になっていた。