呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

マルコ・ベロッキオ の検索結果:

愛の勝利を ムッソリーニを愛した女

…9/26鑑賞 監督:マルコ・ベロッキオ 邦題の通り、ムッソリーニの最初の妻になった女性の波乱万丈の人生(実話)を描く作品。 滅茶苦茶面白い。非現実的な画面作り楽しい。カメラ、演技、演出のテンションが異常に高くて、時折殆ど歌劇のようだ。 人物をカメラが追うところがどれもすごく躍動的なんだけど、とりわけ人がドアを通る瞬間の躍動感は何なのだろう。ドアに近づけば近づくほどカメラが被写体に接近していき、離れれば離れるほどカメラは被写体から遠ざかる。同アングルのつなぎも使われている。 『…

夜よ、こんにちは

…1/18鑑賞 監督:マルコ・ベロッキオ 傑作だ。 歴史さえ、視点と空間を限定することによって現在の物語として、そしてフィクションとして撮ることができるし、偏った視点こそフィクションなのだということを思い知らされる。 実際にあった事件を題材にして、ありえたかもしれない別の可能性を語る、、、という手法はよくあるものだけど、ベロッキオは、空間の使い方が見事なので史実に匹敵するほどの実質をこの映画に込めることができている。 思えばいかにも(モーロ元首相誘拐事件に関する)史実らしい場面…