2016/9/6鑑賞
- 監督:アレクセイ・ゲルマン
- わけがわからない映像と音がわけがわからないまま流れていく。旧ソとロシアは物量作戦の国という印象が深まるのであった。
- 一応、ユダヤ人の家長であり医師であり将軍である男、視覚的にはスキンヘッドの大男ユーリー・クレンスキーがいろいろと経験し、最後はスターリンの死に立ち会うという筋らしいものはあるんだけど。とにかく人と物がごっちゃごちゃ動き回り、音がいたるところで鳴ってる。ほぼランダムで同時発生。
- アンゲロプロスが歴史だとしたら、ゲルマンは個人の経験であって、カメラがとても人称的だった。だからあんなにごちゃごちゃ人がいるところに。あと物。とくに家の中の物の多さと、その用途のナゾさといったらない。吊り輪がなぜある? 照明を持つ子供たちはとてもいい。