2020/05/20鑑賞
- 監督:ピーター・バーグ
- 実際の事故を基にした災害パニック映画。メキシコ湾沖約80kmの石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こしたのだ。この映画では、そこに取り残された職員たちのサバイバルを描いている。
- 「ディープウォーター・ホライゾン」に行くまでは、まるで海の上を走るような高架道路上の走行、航空の荷物検査のようなゲートの通貨、ヘリコプターでの移動などが、舞台の特殊性を際立たせていて気分が高揚する。
- 坑井に入ってからは、(いつものことだが)ピーター・バーグの空間把握力の低さが悪い方向に出ており、とにかく状況が悪化していることと、爆発が起きていることしか分からない。
- 海底の映像も、イメージ映像以上のものになっておらず、映画を弛緩させている。
- 原因が海の下にあり、事態悪化のスピードが早過ぎるので、カメラで演出できるような題材ではないのかもしれないと感じた。
- 国旗を入れた構図も虚しい。