呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

夢の丘

2020/05/27鑑賞

  • 監督:高橋洋
  • 禍々しい窓と水滴とオーヴァーラップ。そして白昼夢のように明るいホラー映画。
  • 窓は光を透過もし、反射もする素材なので、窓を映せば自然にオーヴァーラップと似たような映像が撮れる。この映画では、窓の外にある丘を眺める人物が何度も出てくるのだが、そのときの透過/反射の主題が、今度は本当にオーヴァーラップの技法が使われるときに反復される。
  • 姉妹ものであることや、アーサー・マッケン的設定(タイトルもアーサー・マッケンからの引用)には高橋洋の手癖を感じる。