2021-02-04 心のともしび #1950年代 #★★★★★ #か行 #制作国:アメリカ 2017/02/13鑑賞 監督:ダグラス・サーク めちゃくちゃよかった。ラストシーンでは、単純な切り返しが、視力を取り戻した彼女のPOVショットにしか見えなくなる。 メロドラマといっても画面が深刻になるところは少なく、基本的に享楽的な明るい画面作りがなされるが、一方で絶望的な検査結果を知らされたときにはこれでもかと影をつける。冒頭のモーターボートの激しさは良い意味で意外だった。 伴奏なのかというくらいに音楽の主張が強かった。 検査結果を知らされるために建物に入っていくジェーン・ワイマンがガラス扉をひらくとき、閉じたままのガラス扉に反射する半透明なカラーの像の美しさが忘れがたい。ガラスでできた色みたいな。