2017/09/25鑑賞
- 監督:スティーヴン・ソダーバーグ
- 精神科医と弱者女性という二人が、手段を選ばず持てるカード全てを使って殴りあうというのは楽しい。
- ずり上げの多用と白昼夢っぽい映像のさらさら感。何もつかみどころがなく流れていく。唯一、鏡に映ったルーニー・マーラーの顔の半分が歪んでいるカットに心がざわついた。
- 犯人に録音を聞かせる場面というのは演出しがいがあると思うのだが、それすら音そのものに拘るというよりは、「あれ、今何か聞こえましたか?」とジュード・ロウに振る舞わさせるところがソダーバーグっぽい。冷笑的な感じというか。