呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

ファンタスティック・フォー

2016/9/4鑑賞

  • 監督:ジョシュ・トランク
  • 製作の過程でかなり作家性を殺されたんだろうが、完全に事故・トラウマとして描写されるオリジンエピソードを中心に、陰惨でグロテスクなイメージがところどころに残っている。特に、岩に閉じ込められて「助けてリード」と怯えるザ・シングのイメージは怖かった。
  • 異次元から戻って来て即人類抹殺を宣言するドクター・ドゥームが研究施設のスタッフの脳漿をぶちまけていくところが最高で、『クロニクル』を踏まえるとジョシュ・トランクの作家としての感情はここにあるんだろうけど、最後に丸く収まってしまうところが残念だった。