2016/6/14鑑賞
- 監督:ジェイソン・ライトマン
- アーロン・エッカートが胡散臭いたばこ業界のロビイストを演じており、銃器業界のロビイスト、アルコール業界のロビイストなどが友達として出てくる。
- 面白かった。プロットだけ王道のまま、主人公としてタバコ業界のスポークスマンという悪党を据えるという捻りを加えている。普通なら映画で悪役になるような立ち位置だが、それを「持たざるもの」や、「正しい人間」、あるいは「立派な父親」へとすり替えている。表面上はありがちなハッピーエンドを迎えるが、非常に露悪的・冷笑的に映る。
- 美しい照明に支えられた画面の遊びと小ネタの応酬で93分。
- 登場人物の動機は、人生はローン支払いのためにあり、特にそれ以上の意味はない。