呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

ジャウム・コレット=セラ の検索結果:

ゴーストシップ

…同設立したダークキャッスル・エンタテインメントで、あのジャウム・コレット=セラが『蝋人形の館』、『エスター』、『アンノウン』を撮った出身地でもある。子役時代のエミリー・ブラウニングが女の子の幽霊。他にも、こぎれいな役を貰えるようになる前のカール・アーバンもいる。ものすごい爆発はあるし、ショットガンで吹っ飛んだ人間をスローモーションで捉えるカットもあるし、もちろんクラシックホラーは志向されているが、一方で海難アクション×女主人公映画という同時代的な要素も感じる。メタルもかかる。

エスター

…3/17鑑賞 監督:ジャウム・コレット=セラ 2回くらい見ているはず。 カットはかなり割ってるけど見づらいわけではなく、前後のカットでの変化も大きいので視覚的にもスピード的にもあまり飽きが来ない。現代の娯楽映画はこのくらいの塩梅でいいんじゃないか。 エスターとの初対面のシーンは、まず絵を描いているエスターの背中から映す→そのあと顔出し、という伝統的な組み立て。その後の会話ではキャンバスの方から見たエスターの顔のアップを繰り返し挿入することで違和感を演出。 照明のせいか、加工の…

トレイン・ミッション

2018/3/31鑑賞 監督:ジャウム・コレット=セラ コレット=セラとリーアム・ニーソンのタッグ4作目で、面白かった。特に最初に出てくる死体にはびっくりした。 列車という物体を扱う際、ポン・ジュノだったら縦に細長い空間を縦に動くのだが(その例外として横への移動を持ってくる)、コレット=セラの場合、慣性で左右に揺れるというアクションが重視されていて、作家性の違いを感じた。 そういう演技指導なのか、本当に老いたのか、リーアム・ニーソンがよぼよぼに見えた。

アナイアレイション -全滅領域-

…・ガーランド 主演はナタリー・ポートマン。 プロダクションデザインにいくつか面白いものがあったのと、光にネガティブな意味を含ませている点はよかった。原作とはかなり別物。 映画としては……もっと作劇面でのアイデアが欲しい。広すぎる空間を持て余しているのがダメだと思う。 ジャウム・コレット=セラの『ロスト・バケーション』でも思ったけど、撮るべきものがないから、時間稼ぎのカットばっかりになってしまう。あとは会話させるか歩かせるかしかないから、実質的には室内劇とピクニックの繰り返し。

ロスト・バケーション

…7/23鑑賞 監督:ジャウム・コレット=セラ 非常につまらない。時間稼ぎみたいなスローモーションばっかり。 他に人間がいない秘密のビーチでサメに襲われる、というシチュエーションなんだけど、ただでさえ海は映すものがなくて映画をもたせるのが難しいのに、人間もいないから本当に見るべきものがない。結果、スローモーションで時間を稼いだり、カモメを出したりするしかなくなる。 『ジョーズ』も大勢の人がいるビーチを舞台にしていたことを思い出そう。 クラゲが出てくる場面はよかった。あと結構容赦…