呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

ザ・プレデター

2018/9/15

  • 監督:シェーン・ブラック
  • コメディとホラーの共通点は人間がバカなところだという折衷案が模索されていて、人がよく死ぬ。その方針のせいかプレデターの出し惜しみはまったくなく、出のショットにも気を遣わず、すごくカジュアル。ヒロイズムと家族愛があるので総合的には普通かな。
  • 主演のボイド・ホルブルックは今回結構色々なものを背負わされているので、『ローガン』のときのような内面の掘り下げがまったくないからこそ輝くようなチンピラぶりが薄いが、最後にちょっとだけ気の利いたことを言ってくれる。
  • あとこれは非常に特殊な犬映画で、人面犬ならぬギャグみたいなプレデター犬が出てきます。
  • 『ザ・コンサルタント』の感想でも言ったけど、自閉症=天才、といった書き方はステレオタイプだと思う。idiot savanという設定なのだろうけど……。