呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

アイデンティティー

2013/12/26鑑賞

  • 監督:ジェームズ・マンゴールド
  • 深刻なネタバレをしている感想なので注意されたい。
  • クレジットを除けば86分という短さ。
  • 雨だが誰も傘を差さない(女優は携帯電話を濡らさないためにビニールを使ったが、あれも傘では無かった)。運転手はなぜか怪我人の手当も殺人事件の捜査もでき、逆に刑事は実は囚人で、売春婦は誘いに乗らないし、モーテルの支配人は実は無関係の人間で、子供が殺人犯である。すべてがヒッチコック的な傾向にある。
  • 打ち上げられた魚のようにのたうち回る電線と、乾燥機の中でごろごろ転がる首が意味不明で印象に残る。
  • 「爆発炎上する車を背景に微動だにしない」という流行り過ぎた画を不敵な笑みを浮かべた子供でやるのが笑える。