呉衣の映画トンネル

映画の感想(ネタバレ有)を置きます

顔のない眼

2016/7/8鑑賞

  • 監督:ジョルジュ・フランジュ
  • 画面で起きていることもさほど多くなく、この脚本のテンポは辛かった。
  • 詳細な皮膚移植手術をかなり直接的に映すところや、失敗した顔面が時間とともに崩壊していく記録写真の場面など趣味嗜好を表現するところは冴えている。
  • クリスティーヌは顔面移植に失敗すると地面に顔を突っ伏しているのがかわいい。レザーフェイスと同じく、怪物性と小動物な可愛さが同居していて(あの長い首を隠す最初の衣装!)、「萌え」としか言いようのない感情が動かされる。