2022/5/6鑑賞
- 監督:M・ナイト・シャマラン
- 2回目か3回目。良い。
- 『ヴィレッジ』や『オールド』のような種明かしのない、純粋なおとぎ話であり、通常ほどこされるようなリアリティに関する注意、配慮がほとんど意図的に放棄されている。つまり、良識のある大人なら一笑にふすような薄っぺらいおとぎ話を、大人たちが信じて協力するという一点にエモーションが生まれるわけだ。
- ブライス・ダラス・ハワードが水の精である、ということはその病的な色白さと瞳の色だけで示されて疑いが挟まれる余地はない。そして内側からの切り返しと、いくつかの境界を置いて丁重に世俗との緊張感を演出している。
- ラストカット、水面に映ったポール・ジアマッティを捉えた画が相変わらずとてもよかった。