2021/4/1鑑賞
- 監督:高橋敦史
- 脚本・SF考証・シリーズ構成:円城塔
- 当然ネタバレです。
- 第1話と比べると、アクションシーンが増えてセリフの量がやや抑えられてはいるが、タメが長かった前話とは違い、出し惜しみなくスピード感のある語りで一息にエンディングまで疾走する。普通の意味で面白い回だと思った。
- あと今回からOPとEDもある。EDに怪獣がいっぱい出てくるけど、これ全部出てくるんだろうか。(キングシーサーもいる...)
- 冒頭は前話の最後の場面からすぐで、突如街中に現れたラドンと、オオタキファクトリー製作のジェットジャガーの大立ち回りが割と長めに展開される。
- ジェットジャガーとラドンの戦いは、お互いの体のサイズが怪獣ものとしてはそこまで大きくないこともあってか(車よりは大きいけど建物よりは小さい)、ちょっと規模が小さく泥臭いものになっている。正直、戦車があればラドン倒せるんじゃね?と思うくらいの規模感なんだけど、それでも突然ジェットジャガーが軽く投げ飛ばされて建物にめり込んだり、クチバシで剝がされた(操縦席を覆う)金網が転がって車にぶち当たる描写を見ると、その質量の大きさにびっくりする(実在した翼竜ケツァルコアトルスと比較されていた)。
- インタビューを読むと、『シン・ゴジラ』との被りを避けることもあって、『ゴジラS.P.』は一般市民が怪獣に立ち向かう話になりそうだ。規模的には『グエムル』ぐらいなのだろうか。第2話のジェットジャガーとラドンの戦いを見ているとそのようにも思えるけど、ゴジラが出てくるといくら何でも「一般市民が怪獣に立ち向かう」のは正攻法では難しそうだ。だからこそ、初代『ゴジラ』のように、科学技術がキーになってくるということだろう。
- オオタキファクトリーの一員として、金原さとみというパンクな女性キャラが登場するけど、これって『蛇にピアス』の金原ひとみから取ってる?
- 結局、ラドンは原因不明の死を迎える。ニュース映像や、地元でのラドン騒動⇒観光商品化のあたりは短いカットをガンガン使って一気に時間を経過させる語り。
- エヴァのように赤い海から、無数のラドンの群れが現れるあたりで第2話は終了。